このままじゃいけない、オーナーになれ

日常にある事柄から思考するブログ

山から受け取る五感

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こんばんは、snpです。

 

本日は1ヶ月振りに山に登山へ行ってきました。歩きでの登山となるといつ以来振りか(クライミングが多いので、歩きオンリーは久々)とふと思いながら、歩き始めました。

諸事情でなかなか山に行けなくてモヤモヤしていたことで、今回は久々に山に入って感じたこと、考えたこと。

 

天候は雲の多めの晴れた空、ドピーカンの日でなくてよかった。時折ポツポツ降られることがあったが、無事計画していた行程を終えることが出来た。

 

 

感覚が勝手に尖る

少しひんやりとする山の中、吹き抜け風が心地よい。日々生活する環境では感じられない生命の多さに何年も山に行っているがやはり山はいつもと違った感覚だった。

 

  • 視覚的には青々と美しく茂った木々と葉っぱや枝で作られた光の陰影。色彩は街中より多い自然体の色味。凹凸を隈なくそして必要な部分のみを取得し、不要な部分は曖昧に。立ち止まって周りを丁寧に見渡すことも時にはありがたさを与える、遠くの尾根の形状、木の形状、葉の形状。
  • 聴覚は虫の声、羽音を捉え、遠くでは何羽も何羽もいるような鳥の囀り。自分の動くことによる葉っぱの擦れ音、足元の枯れ枝が折れる音、枯れ葉を踏む音。風にあおられて動く木々の音、風の通過するときの音。
  • 嗅覚は敏感で、下界に比べて鼻孔は拡張され研ぎ澄まされる。木々から放たれる匂い、土の匂い。空気に漂う山の匂い。
  • 味覚は使わないと思われがちだが、口いっぱいに広がる山の空気、肺に取り込まれる新鮮な酸素を多く含む空気。山独特のオーラを纏うこの雰囲気を舌や口腔から取り込み、山を実感する。
  • 触覚は情報が多い。ふかふかした土と葉っぱの登山道。足の裏から伝わる尾根の形状と起伏の傾斜角度、登っている下っている、地球の襞に立っている。つかんだ木の枝、身体を支える太い木の幹、踏ん張りを与えてくれる木の根っこ。ゴツゴツする岩肌、ザラザラする岩肌。いいタイミングで吹く心地よい風の肌感と日差し日の熱。

 

ダイレクトに伝わる

山から受け取る感覚はダイレクトに脳に伝わる。自然の恵みが身体に染み渡る感覚となり脳にインプットされるのだ。

街中では味わえないこの非日常の感覚を大切にしたい。間接的な回りくどい作用により情報が脳に伝わる経路ではなく、人間の持つ本能に近い感覚が直接に伝わることが素晴らしい。敏感になることはなにもない。暑いなら暑い、寒いなら寒い、本来の人間の持つ感覚は素晴らしい。

 

久々の登山でしたが、気持ちがいい休日になりました。登山に行く朝は早いのでもっとゆっくり寝てたいと思いますが、やはり来てよかった!と思いたい、と考えながら登っている気がします。わたしはそう思いたいのです。

 

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。